【レビュー】TRN ST7 ― 柔らかく包み込む多ドラ・イヤホン！

TRN社とは

TRNは中国広東省にある2017年に設立されたイヤホンブランド。
高品質のイヤホン製品を最も手頃な価格で提供することをミッションとしており、実際MTシリーズやVシリーズ、最近ではCONCHやORCAなど
のいわゆるコスパが高い製品を販売している。
2024年現在の主力製品は BAX Proで、段階的に改良を加えていっているようです。
イヤホンだけでなく、アップグレードのためのケーブルも多種取り扱いをしています。

ST7の紹介

以前紹介した高コスパイヤホン、TRN Conch。
あの硬質でクリアなサウンドが印象的でしたが、今回はそのTRNから新たに登場した**低価格・多ドライバー構成の新モデル「ST7」**を購入してみました！

2DD＋5BA構成という、価格からは想像できない豪華仕様。
聴いた瞬間に感じたのは、Conchのキリッとした硬質な音に対して、ST7はふんわりと柔らかい音色。
ということで、今回もサクッとレビューしていきます。

動画での紹介もしておりますので、映像派の方はこちら↓をチェックしていただければと思います。

🎧 音質レビュー

まず音の第一印象。
低域〜中高域の立ち上がりが非常に柔らかく、どこか慈愛を感じるような響き。
全体的にリラックスして聴ける、優しいサウンドです。

高域は解像度が高く、刺さりのない艶やかな音色。
音場は広さこそ控えめですが、奥行きの表現力はしっかり感じられました。
抜けも良く、ボーカルや楽器の輪郭がくっきりして聴き取りやすいです。

試聴した中では、「ずっと真夜中でいいのに。／アイドル」や「WANIMA／ともに」などがとても相性良し。
一方で、低音がゴリゴリしたダンス系トラックだと低域のキレがやや甘く、ボーカルも埋もれ気味に感じました。

リケーブルも試してみました（NiceHCK RedAg、JLY2、Conch付属ケーブルなど）。
結果、音場が少し横に広がったものの、高音の艶が薄まってしまったので結局付属ケーブルに戻りました。
やっぱり私は「製作者が出したそのままの音」が一番だと感じるタイプです（笑）

総じて、幅広いジャンルで使える価格以上の実力機と感じました。

👂 装着感

ST7は独特なEarfin構造が目を引きますが、これがまたフィット感抜群！
耳からはみ出すこともなく、見た目もすっきり。
長時間つけていても疲れにくく、装着感は文句なしです。

✅ まとめ

CConchに続き、今回のTRN ST7も大満足の一本。
柔らかく包み込むようなサウンドと高い装着感で、日常使いにもピッタリです。

「多ドラ＝高級機」というイメージを覆す、コスパ優秀なTRNの最新イヤホンでした！

今回は以上となります。
最後まで読んでいただきましてありがとうございました。